容易に近づかないことが大切である

蜂の駆除業者

ミツバチについて

庭先や建物まわりで見かけることの多いミツバチはスズメバチほど高い攻撃性を備えてはいません。そのため比較的おとなしい蜂として受け取られやすいのですが状況によっては人へ危険を及ぼすことがあります。花の近くを飛んでいるだけの時は落ち着いた様子に見えても巣の近くで振動や物音や急な動きが加わると防衛行動に変わることがあります。とくに屋根裏や壁のすき間や室外機まわりやベランダの隅など人の目につきにくい場所へ巣を作っている場合は存在に気付かないまま接近しやすいため注意が必要となってきます。見た目だけで安全と決めつけず蜂の数や出入りの様子や同じ場所へ戻る動きが続いていないかを落ち着いて見ることが大切です。

ミツバチが襲ってくる理由として多いのは巣に刺激を与える相手に対して防衛行動を取る場面です。巣箱の近くや建物のすき間にできた巣の近くで人が長く立ち止まったり振動が伝わったりすると警戒が強まりやすくなります。ミツバチが攻撃対象と判断した相手に毒針を刺すと体から警報の役割を持つフェロモンが出ます。この成分には仲間を呼び寄せる働きがあるため一匹だけの刺傷で終わらず次から次へと巣から飛び出してきた蜂に囲まれる危険があります。仮に刺されたミツバチが一匹だけであれば強い痛みや腫れが出ても数日で落ち着くことが多いとされていますが複数の蜂に刺されてしまうと体質や既往歴によってアナフィラキシーショックという強いアレルギー反応が起こるおそれがあります。その場合は嘔吐や息苦しさやめまいや意識障害などが現れ最悪のケースでは命に関わることもあります。またアレルギー反応が出やすい方では一匹のミツバチであっても重い症状になることがあります。刺された時はその場で様子見を続けず安静を保ちながら医療機関へ相談し早めに処置を受けることが重要です。巣の近くで複数匹が頭のまわりを飛ぶ時や衣類にまとわりつく時は攻撃へ移る前段階のこともあるため手で払わず姿勢を低くしてその場を離れる対応が役立ちます。
また攻撃が多くなってくる時期としては寒くなる前後や越冬明けの時期に警戒が強まることがあります。

ミツバチは10月から11月ごろと2月から3月ごろの寒い時期に攻撃的になる傾向があります。ほかの蜂が夏から秋にかけて警戒を強めやすいのに対してミツバチの時期が少し異なる理由としては女王蜂と働き蜂が集団で越冬する習性があるためです。10月から11月ごろは集団で冬を越す準備を進める時期にあたり巣の中の食料を守る意識が強まりやすく巣へ近付く相手に敏感になります。花の数が減り始める時期でもあり餌の確保が群れ全体の生存に直結するため外からの刺激に反応しやすくなります。また2月から3月ごろは越冬から覚めて女王蜂が産卵を始める時期に入ります。新しい個体を育てるには栄養が必要となるため働き蜂の活動が増え巣を守る動きも強くなりやすいです。家の外壁のすき間や換気口付近でこの時期に蜂の出入りが増えてきた場合は内部で群れが維持されている目安になることがあります。寒い時期だから蜂の活動は少ないと考えて近付きすぎると危険な場面もありますので季節による違いも知っておくと判断に役立ちます。

ミツバチが1日で移動する距離

餌場と巣を行き来する動きに注目するとミツバチの1日の移動距離は環境や天候や花の量によって変わりますがおおよそ数キロメートルから数十キロメートル程度に及ぶことがあるとされています。ただ実際にはいつも遠くまで飛ぶわけではなく蜜や花粉を集めやすい場所が近くにあれば巣から数百メートル程度の範囲で活動していることも多くあります。日当たりのよい庭や公園や畑が近くにある住宅地では特定の方向へ何度も飛んでいく姿が見られることがあり同じ場所を往復する動きが続く時は近くに巣がある可能性を考えやすくなります。反対に一時的に群れが木の枝などへ集まっているだけの分蜂の場面ではそこが定住先とは限りません。駆除が必要な巣なのか一時的な集合なのかを見極めるためにも飛ぶ方向や滞在の長さを落ち着いて見ることが重要です。また餌探しに出たミツバチは帰巣後に仲間へ場所の情報を伝える性質があり効率よく餌を集める行動を取ります。そのため一度通い始めた経路には同じような飛行がまとまって見られることがあります。建物の一方向にばかり蜂が集まる時は巣や出入口の位置を探る手がかりになります。

行動する範囲は特定されているのか?
巣のある環境によって行動範囲には違いが出ます。自然環境に近い場所に巣箱が置かれている場合や周囲に花が多い場所ではおおよそ3キロから5キロ程度の範囲で採餌や巣材の収集などの活動を行うとされています。一方で都市部のように建物が多く限られた緑地の中で活動する場合には巣の周辺に動きが集中して見えることもあります。ただしこれは常に同じ範囲で固定されるという意味ではなく季節や天候や風の強さや花の咲き方によって変動します。気温が低い日や雨の日は活動が鈍くなりやすく晴れて暖かい日は動きが増えやすいです。そのため一概に特定された行動範囲と言い切ることはできません。現場で大切なのは数字だけで判断することではなく家の外壁や屋根の近くや通気口付近で同じ方向へ連続して飛ぶ様子があるかどうかです。ベランダの隅や戸袋のすき間へ出入りしている姿が続く場合や壁の一部に蜂が集まる場合は巣の位置が近い目安になります。逆に花壇や樹木の周辺だけを行き来している場合は採餌の途中であり直ちに駆除対象の巣がその場にあるとは限りません。

ミツバチの一生と刺す行動に移行する前のサイン
群れの中で役割を分けながら生活するミツバチは成長段階によって姿と行動が変わります。駆除や調査を考える時も巣の中で何が起きているかを知っておくと蜂の数が急に増えた理由や警戒が強まる時期を理解しやすくなります。ミツバチの一生は一般的に以下のような段階で構成されています。

・卵:女王蜂が巣の中で産む卵から始まります。卵は巣の細かな部屋の中に置かれ群れの維持に向けた最初の段階となります。外からは見えませんがこの時期から巣の内部では次の世代の準備が進んでいます。
・幼虫:孵化した卵は幼虫へ成長し巣の中で育ちます。幼虫は働き蜂から与えられた花粉や蜜などを受け取りながら急速に大きくなります。群れが安定して餌を確保できている時は育成も進みやすく巣の規模が拡大する要因になります。
・ケース:幼虫が成熟するとそれぞれの部屋にふたがされ内側で変態を行う段階に入ります。見た目には静かな巣でも内部では羽化の準備が進んでいるため短期間のうちに成虫の数が増えることがあります。巣の表面にふたをした部分が多い時は群れが拡大している目安の一つになります。
・成虫:変態を終えて羽化すると成虫のミツバチになります。成虫は巣の中で掃除や育児や警戒や採餌など役割を分担し群れを支えます。働き蜂の数が増えると巣の出入りも目立つようになり家のすき間などに営巣している場合は人の目にも異変として映りやすくなります。

刺す行動に移る前にはいくつかの前ぶれが見られることがあります。こうしたサインを知っておくと危険な距離に入り込む前に離れやすくなります。ミツバチが刺す行動に移行する前には以下のようなサインが見られることがあります。
・警戒行動:外部からの刺激や脅威に対して巣の周辺で落ち着きのない飛び方を見せることがあります。巣の近くを繰り返し旋回したり人の頭の高さでまとわりつくように飛んだり特定の場所を何度も往復したりする場合は警戒している可能性があります。この段階で近くにとどまるのは危険です。
・舞踏飛行:巣の入口付近で特定のパターンの飛び方をすることがあります。もともとは仲間へ情報を伝える行動として知られていますが巣の周辺で落ち着かない飛び方が目立つ時は防衛的な緊張が高まっている場合もあります。入口付近の蜂の動きが慌ただしくなった時はその場所に長く立たないことが大切です。
・噴射行動:体液やにおいを発して敵や脅威に反応することがあります。これは刺す前の警告として現れることがあり周囲の仲間を刺激するきっかけにもなります。何匹も一斉に顔の近くへ寄ってくる時や衣類へ止まろうとする時は防衛反応が進んでいることがあります。

これらのサインが見られた場合はミツバチが攻撃的な態度を取り始めている可能性があります。安全のためにはその場から静かに遠ざかり蜂を払ったり追い払おうとしたりせず屋内や車内など閉じられる場所へ避難することが大切です。巣の場所が建物の内部や高所にある時や出入りが何日も続く時や人の生活動線と重なる時は自分で処理しようとせず害虫駆除業者へ相談する目安になります。とくに壁のすき間から多数のミツバチが出入りする場合や分蜂後の群れが長時間とどまっている場合は見た目より対応が難しいことがあります。安全確認と見分け方を兼ねて早めに調査を受けることで不要な刺激を避けながら状況を整理しやすくなります。




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