オオスズメバチについて
国内で見られるスズメバチ類の中でもひときわ大型で存在感が強く山林周辺だけでなく人の生活圏の近くでも問題になることがあります。オオスズメバチの学名はVespa mandarinia japonicaです。日本で見られるスズメバチの一種で体長は30~40mmほどになり羽を含めた全長は50mmを超えることもあります。黒褐色の体に黄色みのある模様が入り頭部は赤褐色に見えます。飛ぶ音も大きく近くを通るだけで強い威圧感があります。単独で昆虫を捕らえることもありますが仲間と行動して餌場や巣を守る姿が見られることもあり巣が大きくなる時期には周辺を警戒しながら飛ぶ個体も増えます。巣は地中や木の根元付近や樹洞や建物のすき間など外から見えにくい場所に作られることが多く同じ場所を何匹も出入りしているときは近くに巣がある可能性があります。ひとつの巣に多数の個体が入ることがあり季節が進むと活動量も増えて危険が高まります。刺傷では強い痛みや腫れが出やすく体質によっては重いアレルギー反応が起こることもあるため見かけたときは種類を確かめようとして近づかず距離を取ることが大切です。屋外の作業現場や庭木の手入れや水道メーターボックス付近の確認中に遭遇することもあり物陰や地面の穴の周辺ではとくに注意が必要です。活動する時期と時間
活動が目立つ時期は春から秋にかけてで5月から10月頃にかけて警戒したい時期が続きます。春は越冬を終えた女王蜂が巣作りに適した場所を探し夏になると働き蜂の数が増えて巣の規模が大きくなります。8月から9月頃は個体数が増えて巣の防衛意識も高まり人が近づいたときの反応が強くなりやすい時期です。昼間に活動することが多くとくに気温が上がる時間帯は飛行も活発になります。早朝や夕方でも巣の近くでは出入りが見られることがあり日中だけ注意すればよいとは言い切れません。草刈りや剪定や外壁点検や配管まわりの作業など振動や音が出る場面では巣を刺激することがあるため活動期は周囲の飛行状況を見てから作業に入る方が安心です。気温が高い日や天気が安定している日は餌を探す動きも目立ちやすく山際や果樹の近くや水場の周辺では遭遇の機会が増えることがあります。飲食物の匂いや樹液の出る木の近くに集まることもあるため屋外での飲食やごみ置き場まわりの管理にも気を配る必要があります。
巣の見極め方
巣を探すときは巣そのものを見つけようとして歩き回るよりも周囲を飛ぶ個体の動きを遠くから観察する方が危険を抑えやすくなります。オオスズメバチは木々の根元や土の中や木のうろや建物の壁のすき間や屋根裏や地面の穴などに営巣することがあります。とくに地中巣は外から見えにくく落ち葉や草に隠れて発見が遅れやすいため庭仕事や除草作業や配管点検の場面で気づかず接近してしまうことがあります。同じ場所へ太い体の蜂が低い位置を何度も出入りしているときは巣の入口が近い可能性があります。夏場は餌を探して周囲を飛び回るため果樹や昆虫が多い場所の近くでは行動範囲が広がりますが一直線に飛んで戻る個体が続くときは巣の方向を推測しやすくなります。巣は直径が30?40cm以上になることもあり表面は木の皮を重ねたような模様に見えることがあります。入口がやや細長く内部へ続く形に見える場合もありますが場所や成長段階で見え方は変わります。地中や閉鎖空間に作られた巣は外皮の全体が見えないことも多く入口だけで判断しようとすると危険です。蜂が出入りしていても石を投げたり棒でつついたりして確認するのは危険です。写真を撮る場合も安全な距離から短時間で済ませましょう。巣の場所が高所や床下や配管まわりや壁の中に近いときは自分で確かめず蜂駆除業者へ相談する判断が適しています。
オオスズメバチの巣は大型化しやすく外から見えている範囲より内部に広がっていることもあります。建物のすき間や法面の穴や樹木の根元では入口がひとつでも内部空間が広い場合があり見た目だけで小さいと考えるのは危険です。地面の穴のまわりで土が新しく掘り返されたように見えたり複数の個体が旋回したりする場合は巣の近くに入っているおそれがあります。巣の確認を自分で行うと防衛行動を引き起こしやすいため少しでも不安があるときは離れた位置から状況を把握して相談へつなげる方が安全です。周囲に人通りがある場所や水道設備や室外機や通路の近くでは早めに対策を考える必要があります。
危険性
刺されたときの痛みは強く腫れも大きく出やすいため軽く考えないことが重要です。巣の近くで威嚇されたり巣を刺激してしまったりすると複数の個体に追われることがあり短時間で何度も刺される危険があります。巣の周辺では見張り役のように飛ぶ個体がいることもあり一匹だけ見えたから安全とは言えません。アレルギー体質の方や高齢の方や小さなお子さまは症状が重く出ることがありこれまで刺された経験がある方は体調の変化にとくに注意が必要です。オオスズメバチは他の蜂と違って刺したあとにその場にとどまらず再び攻撃してくることがあるため逃げ遅れると被害が大きくなりやすくなります。山道や畑や庭先だけでなく住宅の裏手や資材置き場や排水設備の近くなど日常の作業場所でも遭遇することがあり不意の接近が事故につながります。強い香りの整髪料や飲食物を持っている場面では寄ってくることもあるため屋外作業中の行動にも注意が必要です。巣に近い場所で草刈機や高圧洗浄機を使うと音や振動が刺激になることがあり気づかないまま危険域へ入る例もあります。見かけたときに手で払う動作や走って逃げる動作が蜂を刺激することもあるため静かに低い姿勢で離れることが大切です。
毒性
毒性は強く刺された部位の痛みや腫れが強く出るだけでなく全身症状へつながることがあります。刺傷後にじんましんや息苦しさやめまいや吐き気などが出た場合は重いアレルギー反応の可能性があり早急な対応が必要です。一般的には死亡例は多くありませんが毎年のように重い事故が報告されており複数回刺された場合や体質によっては命に関わることがあります。以前は軽い症状で済んだ人でも次に刺されたときに強い反応が出ることがあるため過去の経験だけで安全とは言えません。刺された本数が少なくても油断せず安静にして様子を見て異変があれば医療機関へ相談する判断が大切です。現場では刺された本人が動揺して症状の変化に気づきにくいこともあるため周囲にいる人が顔色や呼吸の様子を確認することも役立ちます。巣の駆除を自分で試みて複数回刺される事態はとくに危険で防護具のない状態では被害が大きくなりやすくなります。毒の強さだけでなく攻撃が連続しやすいことも危険性の大きな理由です。
京都府でオオスズメバチが多く生息している場所や被害状況
京都府では山林や里山に近い地域を中心にオオスズメバチが見られることがあります。自然が多い場所では樹木や土中の空間が営巣に適し農地や果樹園や河川敷の周辺では餌を探す行動も見られます。年度や季節や気候条件によって目撃の多い地域や被害の出方は変わるため一部の地域名だけで判断せずその時期の状況を確認する姿勢が大切です。見かける場所は山沿いに限らず市街地に近い緑地や寺社林や公園周辺でもあり人の生活圏との距離が近い場所では注意が必要です。住宅地でも裏山や竹林や畑が近い環境では飛来することがあり建物の外まわりや資材置き場や側溝まわりの点検中に遭遇することがあります。亀岡市:亀岡市周辺ではオオスズメバチの目撃例が報告されています。山地や森林に近い場所では地中や樹木の根元に営巣することがあり農地や住宅地の境目でも見かけることがあります。草刈りや畑仕事や山際の清掃中に刺激してしまう例も考えられるため夏から秋にかけては周囲の飛行に注意が必要です。地面の穴や法面のくぼみの近くで太い蜂が低く飛ぶときは巣が近いおそれがあります。
京都市:京都市でもオオスズメバチの生息が確認されています。市内の公園や山地や農地の周辺など自然環境が残る地域ではとくに注意が必要です。住宅地に接した緑地や河川沿いの植え込みでも飛来することがあり散歩道や管理通路の近くで遭遇する場合があります。屋外設備の点検や樹木の手入れの際は物陰や地面の穴に近づきすぎないことが大切です。人通りがある場所で継続して目撃される場合は巣が近い可能性も考えられます。
被害状況としてはオオスズメバチは防衛意識が強く巣に近づいた人や家畜を刺すことがあります。とくに巣が近くにある場合や巣の存在に気づかず近づいた場合に攻撃的な行動が起こりやすくなります。農作物や果樹園の周辺では餌を求めて飛来することもあり作業者が遭遇する危険があります。住宅では庭木の剪定や外壁まわりの確認や排水設備の清掃など日常作業の中で接近してしまうことがあり注意が必要です。巣の位置が地中や樹木の根元だと発見が遅れやすく草を踏み込んだ瞬間に飛び出してくることもあります。見張りの個体が周辺を飛ぶ段階で異変に気づければ距離を取れますが気づかず作業を続けると被害が大きくなりやすくなります。出入口に近い場所や学校や施設の通路近くで見つかった場合は人の往来が多いため相談の優先度が上がります。
オオスズメバチの生息地や被害状況については地域の自治体や保健所や農業団体などの関連機関から情報を確認することが重要です。現地の情報は時期によって変わるため最新の案内を見ながら判断すると状況をつかみやすくなります。巣を見つけた場合は近づかず人が通らないようにして関係機関や蜂駆除業者へ連絡する流れが安全です。巣が見えなくても同じ場所へ何匹も出入りしているときや地面の穴から大きな蜂が出入りしているときは相談の目安になります。高所や壁の中や地中のように確認しにくい場所では自分で対処しようとせず早い段階で相談する方が被害を抑えやすくなります。初期対応としては静かに離れて家族や周囲の人へ知らせ近くでの作業を止めることが基本です。刺された場合は体調の変化に注意して必要に応じて医療機関へ相談し同時に巣の有無についても確認を進めると再被害を防ぎやすくなります。
